三菱・デリカD5に装着された三菱の新型メモリーナビ・NR-MZ50

この夏、プローブ情報やレーンアシストにも対応した注目のAV一体型メモリーナビ『NR-MZ50』が三菱電機から発表された。新開発LSIの投入で操作感を大幅に高め、高精細な地図表示も実現。ここではNR-MZ50のインターフェイスについてレポートする。

NR-MZ50のメニューは、大きく「NAVI」「INFO」「AV」の3つのカテゴリーに分けられる。「NAVI」は主として目的地設定やルート編集を行うメニュー。「INFO」はETCなどの情報系のメニュー。「AV」はDVDビデオや地デジなどのメニューとなる。操作して気付くのがタッチしたアイコンがクルクルッと回転をする愛らしい動きをすることだ。これはFlashを用いて表現したもので、新開発LSIの採用によって実現できたという。よく使う項目が対象となっており、操作する度に心が和む優しい導入部となっている。

目的地検索のうち「施設名称」で使いやすさを感じさせるのが文字の予測入力に対応したことだ。名称を途中まで入力すると文字列から該当する予測候補を表示。該当する後方が出てきたらそれにタッチすればそれで入力は終了となる。少ない入力で効率よく名称入力が可能になっているのだ。また、名称がうろ覚えでも一部名称を入力しただけで候補をリストアップする「あいまい検索」にも対応。これは1000万件もの語彙を収録したことで実現しており、その使い勝手の良さは入力していくとすぐに実感できる。

タッチパネルは反応も良好で、入力は極めてスムーズに行える。地図のスクロールはタッチする位置によって速度が3段階に切り替わり、中心部周囲ではゆっくり、外側にいくほど速い動きに切り替わる。このメリハリ感はわかりやすい。

また、三菱製ナビといえばハンドルから手を離さず操作できるリモコン『ドラコン』が思い浮かぶが、今回は別売とはなったものの「Ver.3」へと進化。出来の良かったボイスコントロール機能が省かれてしまったのが残念だが、モード切替をはじめ、AV機能の操作、ボリューム操作などよく使う機能のほとんどがここに集約され、伝統の使いやすさはきちんと引き継がれているようだ。

NR-MZ50は導入部が多くの人に受け入れられやすいデザインとなり、それはそれで成功しているのは間違いない。ただ、階層を進んでいくと徐々に文字だけを表示する事務的なメニューデザインに変わり、技術的なキーワードも増えてくる。たとえばヘディングアップを「自車基準」、ノースアップを「北基準」と表現するのはちょっと一般的ではない。システムとして確実にレベルアップしているだけに惜しい部分だ。

イラスト化された4つのアイコン。それぞれにタッチすると回転しながら各モードに入る 名称入力では予測候補を使って効率よい入力が行える「AND]検索は最大3つまで 目的地を設定すると最大5ルートまでを表示可能。そのうちの一つは省エネルートとして表示。葉っぱ一つが0.5%の燃費向上が図れるという 全国主要観光地ではオススメのドライブコースを用意。1コースあたり5つのポイントが表示され、一つずつ経由するかどうかも選択できる 設定項目の中には「北基準」「自車基準」といった耳慣れないキーワードも登場する NR-MZ50の正面。メニュー操作は「AV」「INFO」「NAVI」の3つのボタンから入っていく 別売で用意された「ドラコン」Ver.3(RE-MZ50/6300円)。モード切替からハンズフリー機能にまで主要機能の操作が手許でできる