SUPER GT第3戦、4号車(谷口/番場組)

9月10〜11日のSUPER GT第6戦「FUJI GT 250KM RACE」を目前に控え、GT300クラスで現在ドライバーズランク2位につける谷口信輝選手が、シリーズ終盤の入口となる重要な一戦を前に抱負と展望を披露してくれた。

第3戦セパンで優勝するなど、今季好調な谷口組BMW『Z4 GT3』(No.4/初音ミクグッドスマイル BMW)。パートナーは番場琢、そしてスポーティングディレクターには片山右京が就任、小林可夢偉もスペシャルサポーターとして名を連ねるなど、新旧の日本人F1ドライバーの参画やカラーリング等で話題豊富なチームだ。

成績も素晴らしい。目下ドライバーズランキングでは首位のフェラーリ『458』(田中哲也&平中克幸)を12点差で追う2位。前戦鈴鹿では天候微妙な状況下、谷口は最終スティントに早い段階からスリックタイヤで出撃、一時は他車より5〜6秒も速いラップタイムを叩き出す驚速ぶりを見せた。

「まだスリックは早い、という考えもあったんですが、エンジニアが状況も見つつ、僕の『スリックでいきたい』という考えに同調してくれた。その時は『やったるで!』と思いましたよ」と、谷口は超絶パフォーマンスの原動力について解説。さらに「右京さんもムードメーカーとして僕たちドライバーを支えてくれていますから」と今季の好調要因を語る。

富士戦には45点×2=90kgのウエイトハンデを背負っての出走となるが、「直線のスピードがある僕たちのマシンにとって、富士は得意コース」なので、「できれば表彰台か、4位くらいには入りたい」と力を込める。

今季のGT300は車両規定の関係等で、直線の速い外車勢、コーナー得意な国産勢、総合的には外車やや優位、という流れがあるが、「フェラーリ458は直線よりもコーナーが速い“外車の紫電”なんですよ」とライバルの戦闘力を分析(紫電とはGT300参戦中の国産スペシャルカー)。つまり外車とはいえ、458は直線の長い富士がそれほど得意ではなく、しかもトップハンデ。だから、谷口としてはここで点差を詰めたいのだ。

「オートポリス(第7戦)で5点差まで迫って、ノーハンデで戦う最終戦(もてぎ)に臨みたい」という逆転構想実現のためにも、得意の富士ではランク首位の458に先着し、なるべく大きいポイントを獲りたい。谷口組BMWにとって第6戦は、まさしく天王山だ。

「去年のこのレースが台風で中止になった分、今年はスッキリ晴れてもらって、一番たくさんお客さんが集まってくれる富士で、僕たちはプロらしいレースをして、それを見てもらいたいと思います」とも語る谷口。富士での力走に期待大だ。

SUPER GT第3戦、4号車(谷口/番場組) SUPER GT第3戦(セパン)、GT300クラス表彰台。向かって右から3人目が谷口選手 SUPER GT第2戦、4号車(谷口/番場組)《撮影 池田忍》 SUPER GT第2戦《撮影 池田忍》 谷口選手《撮影 高木啓》