SUPER GT第5戦(鈴鹿)、GT500クラス表彰台。向かって左端が柳田選手

9月10日(予選)〜11日(決勝)の開催が間近に迫ってきたSUPER GT第6戦「FUJI GT 250Km RACE」。王座の行方を占う大一番を前に、現在GT500でシリーズタイトル争いをリードしている柳田真孝選手が、今季の戦況と富士戦への意気込みを語った。

昨年GT300で自身2度目のドライバーズチャンピオンを獲得し、今季はGT500の日産陣営に復帰した柳田。ロニー・クインタレッリとのコンビで、GT500初参戦のモーラ・チームが走らせる唯一のミシュランタイヤ装着『GT-R』(No.46/S Road MOLA GT-R)をドライブしているが、中盤戦に来て絶好調だ。予選では第4〜5戦と連続ポール、そして決勝では第3〜5戦を2位〜優勝〜2位としてポイント大量ゲットに成功。現在12点差をもって、GT500のドライバーズランキング首位に立っている。

「シーズン前のテストの段階から手応えがありました」と振り返る柳田。ミシュランは日本のレースにおいては夏場が得意と形容されることが多いだけに、「コース特性や季節面も含めて、第3〜5戦のセパン〜SUGO〜鈴鹿は僕たちにとって“外せない”レースでした。予定どおりの結果を出せて、本当に良かったです」と、“シナリオ厳守”となった中盤戦の好結果を喜ぶ。しかも「冬のテストでは、『夏場でない時期もいい』という感触も得ていたんです」とのことなので、終盤、秋のレースにも不安なし。王座獲りに期待が膨らむ。

富士戦は、ウエイトハンデが『ポイント×2倍』ルールの最後のレース(第7戦はポイント×1倍、最終第8戦は全車ノーハンデ。以上あくまで原則)。ポイントリーダーの柳田組はハンデ規定上の最高値である100kgを背負うため、富士の「セクター3や加速区間、それに1コーナーのブレーキングも厳しい」。だが、これは100kgを積むほどの好成績を挙げてきた証明でもあるわけで「誇りでもありますけどね」。

それに「僕たちは56点なので、単純に2倍した場合よりは(最大値規定によって)12kg得していることになる。そういう意味では、2位の『ウイダーHSV-010』(小暮卓史&ロイック・デュバル/44点、今回88kg)の方がトータルで考えると厳しい、という見方もできるわけですからね」と、ポジティブな状況分析も。

「富士は予選が特に僅差の争いになるだけに重いのは辛いけど、1ポイントでも多く獲ることを目指して頑張ります。最後には1点の重さが効いてくるはずなので」と、酷量に負けず、富士でも可能な限りの上位進出を狙う。

「去年の9月の富士戦が台風被害の影響で中止になり、今年のゴールデンウイークの富士戦も雨で赤旗中断からそのまま終了でした。そういう経緯もあるので、首都圏に近い富士スピードウェイでの今回のレースを、ぜひ多くの方々に生で見てほしいと思います。いろんなコーナーで観戦してください」

タイトル獲得に向けてさらなる前進を果たせるか。富士での柳田組GT-Rの戦いぶりに注目したい。

SUPER GT第5戦、46号車(柳田/クインタレッリ組) SUPER GT第5戦、46号車(柳田/クインタレッリ組) SUPER GT第4戦(菅生)、優勝:柳田/クインタレッリ組 SUPER GT第4戦、46号車(柳田/クインタレッリ組) 柳田選手