BMWの新ブランド「i」のEV、i3コンセプト《撮影 丹羽圭》

BMWジャパンは8月31日、大阪で行われた電気自動車『MINI E』の車両引き渡し式にて、BMWグループが推進している環境戦略や開発中の次世代自動車、また2007年に社内で発足した「BMW プロジェクト i」についての概要を発表した。

BMWジャパンの「プロジェクト BMW i」ディレクターである丸山英樹氏は、「プロジェクト BMW iは、各部門を越えた水平思考を行うシンクタンクであり、その範囲は車両コンセプト、マーケティング、生産コンセプト、デザイン、パワートレイン、そして販売やカーシェアリング等のサービスにまで及ぶ」と説明。都市部における新しいモビリティを考えるものだとした。

また次世代自動車に特化したBMWの新サブブランド「BMW i」の新型車『i3』について、「欧州では2013年末に市販予定で、できれば日本でも2014年の頭くらいには発売したい」と語った。

すでに7月に概要が発表されているi3は、これまで「メガシティ・ビークル」と呼ばれていた5ドアの小型EV。アルミ製シャシーフレームとCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製パッセンジャーセルのボディを持ち、フロア中央にバッテリーを搭載。リアに搭載したモーターで後輪を駆動する。ボディ素材に軽量素材を使うのは、バッテリーによる重量増を相殺するためだ。現在、実証実験中であるMINI Eの市販予定はないが、その実証実験データはこのi3に生かされる。

また今年で実証実験が終了するMINI Eに代わり、来年にはBMW『1シリーズクーペ』をベースにしたリア駆動の電気自動車『Active E』も登場する。これもあくまで実証実験用の車両で、日本に車両が持ち込まれるかどうかは未定だ。

さらにBMWはプラグイン・ハイブリッド車のコンセプトカー『ビジョン・エフィシエント・ダイナミクス』の市販版とも言える『i8』の概要も発表している。こちらは8という数字が物語るように、かなりプレミアムなモデルになりそうだ。

BMWジャパン「プロジェクト BMW i」ディレクターの丸山英樹氏《撮影 丹羽圭》 BMWジャパン「プロジェクト BMW i」ディレクターの丸山英樹氏《撮影 丹羽圭》 BMWジャパン「プロジェクト BMW i」ディレクターの丸山英樹氏《撮影 丹羽圭》 31日に大阪でおこなわれたMINI E引き渡し式《撮影 丹羽圭》 7月末に初公開されたコンセプトカーのi8とi3《撮影 丹羽圭》 BMWの「i」ブランドのプラグインハイブリッドスポーツ、i8コンセプト《撮影 丹羽圭》