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今年(2011年)、お盆の高速道路の渋滞は、各高速道路会社の事前の予想より増えた。料金無料区間や休日料金1000円上限がなくなり渋滞は軽減されるとの予想だったが、渋滞回数は予想を上回り、前年実績も上回った。

予想と異なった理由をNEXCO中日本は「当初予測以上に交通量が減らなかった」から、としている。交通量が減らなかった理由について、さらに分析が必要だ。

NEXCO中日本は、予測では、1000円上限の廃止と無料化社会実験終了に伴い、交通量が減ると予測し、制度導入以前の2008年より若干多くなる程度としていた。東北無料化の影響も、お盆のピーク時期は大型の業務車両が減少することなどから、前年比微増程度としていた。

結果として、全国の交通量が主要23か所での単純平均で、昨年比102%と増え、渋滞も増えた。

さらにNEXCO中日本では、交通事故数が増えたことも渋滞件数の増加につながったものと考えている。詳細な交通事故件数は未発表だが、昨年より事故件数が増えているという。

NEXCO東日本も、1000円上限や無料化社会実験が終了になったことを踏まえて渋滞が減少すると予測していた。渋滞が増えた原因として、全体的に好天に恵まれたことや、東北地方無料措置などによる交通量の増加などが考えられるが、詳細は今後の分析が必要としている。

また渋滞件数の増加率をNEXCO東日本とそれ以外の地域に分けてみると、NEXCO東日本以外の地域で渋滞件数の増加が大きい。事前には東日本での増加が予想されていた。

これは、中日本では「(通常で)容量に近い交通量がある東名などを管理しているため」という。渋滞は交通可能容量を超えると発生する。交通量の余裕の少ない道路では渋滞が発生しやすいということだ。日平均交通量の増加は全国で102%、中日本でも102%だった。


高速道路の渋滞
8月10日(水)〜8月16日(火)

10km以上の渋滞(30km以上の渋滞を含む)
●実績374回 予想264回 実績/予想=142%
●前年実績261回 予想/前年実績=101%
●対前年比113回増 今年実績/前年実績=143%

30km以上の渋滞
●実績52回 予想18回 実績/予想=289%
●前年実績20回 予想/前年実績=90%
●対前年比32回増 今年実績/前年実績=260%

日平均交通量
●実績5万8000台
●前年実績5万6600台
●対前年比1万4000台増 今年実績/前年実績=102%