26日午前4時35分ごろ、山梨県甲斐市内の中央自動車道下り線で、路肩に停車していたワゴン車に後続の大型トラックが追突する事故が起きた。トラックに積載されていた塩酸が路上に漏れ出し、事故区間は約8時間に渡って通行止めとなった。

山梨県警・高速隊によると、現場は甲斐市岩森付近で片側2車線の直線区間。ワゴン車は車両故障のため路肩で立ち往生していたが、そこに後ろから進行してきた大型トラック(タンクローリー)が追突した。

双方の車両は中破。トラックの荷台タンクが損壊し、積荷として積載されていた塩酸約11tのうち、一部が外に漏れ出した。地元消防が放水して希釈するなどの作業を進めるとともに、タンク内に残った塩酸を別のタンクローリーに移動させた。この影響で事故現場を含む中央道の甲府昭和〜韮崎インターチェンジ(IC)間と、中部横断自動車道の白根〜双葉ジャンクション間が約8時間に渡って通行止めとなった。

また、ワゴン車を運転していた埼玉県鶴ヶ島市内に在住する70歳の男性が胸部骨折の重傷。トラックを運転していた静岡県富士宮市内に在住する45歳の男性が塩酸を浴びるなどの軽傷を負っている。

ワゴン車は第1車線にはみ出した状態で停車していたとみられ、警察は双方の運転者の回復を待ち、詳しく事情を聞く方針だ。