富士経済は、パワー半導体デバイスの世界市場を調査し、その結果を報告書「次世代パワーデバイス&パワエレ関連機器市場の現状と将来展望2011」にまとめた。

パワー半導体は、次世代自動車の駆動モータ用インバータや新エネルギーシステムのコンディショナなど、様々な機器の電力損失を抑え、電力を最適に制御するもの。世界的な省エネ意識や環境意識の高まりから、パワー半導体の注目度は高まっており、応用領域も広がっている。

国内では東日本大震災の影響から太陽光発電システムなどへの関心が更に高まり、中国などでは風力発電システムへの投資が活発化していることなどから、各種インバータやコンディショナの需要拡大が予想される。また、現在実証実験が進められているスマートグリッドでもこのパワー半導体が重要な役割を担う。

2010年のパワー半導体市場は、前年比26.9%増の2兆0681億円、同社は2011年が2兆2079億円と2010年比で6.8%増になると予想した。また、今後市場は順調に拡大し2020年には4兆4837億円と2010年比で2.2倍になると予測した。

さらに、パワー半導体更生部材は2011年が1170億円、2020年には3555億円、パワー半導体製造装置は2011年が1453億円、2020年に3659億円を予測する。