新型メルセデスベンツBクラス

ダイムラーは25日、新型メルセデスベンツ『Bクラス』の概要を明らかにした。新型は2代目。開発コンセプトは「コンパクトスポーツツアラー」だ。

新型の内外装デザインは、イタリアのメルセデスベンツ・アドバンスドデザインセンターが担当。ボディサイズは全長4359×全幅1786×全高1557mm。先代(全長4273×全幅1777×全高1603mm)に対して、全高は46mmも低められた。

新型で重視されたのが、エアロダイナミクス性能の向上。ボディのデザインはもちろん、前輪周辺の空気の流れにとくに配慮。アンダーフロアのフラット化などにも取り組んだ。さらに、特許技術のホイールアーチスポイラーも採用する。これにより、新型Bクラスは空気抵抗係数を示すcd値が0.26を実現。メルセデスベンツによると、この数値はクラス最高レベルであり、『Eクラスクーペ』の0.24に迫るものだという。

インテリアは、多くの顧客の要望を受け、シート地上高を先代よりも86mm低く設定。前席ヘッドルームは1013mmを確保するなど、クラス最大級の室内空間とした。さらに、上級車に匹敵する高いクオリティも追求。ダッシュボードには人工レザーの「ARTICO」が用意され、ブラックのウッドパネルやタンカラーのレザーシートも設定される。

メカニズム面では、「M270」と呼ばれる直列4気筒ガソリンエンジンを新開発。この直4エンジンは、2010年に発表された「ブルーダイレクト」V6/V8と同様、メルセデスベンツの第3世代直噴システムを導入する。全車にアイドリングストップを標準装備して、高い環境性能を達成する。

排気量は1.6リットル。出力の違いによって、「B180」グレードには最大出力122ps、「B200」グレードには最大出力156ps版を積む。B200の場合、25.5kgmの最大トルクは、1250rpmという低回転域から発生し続ける特性だ。先代は、B180が1.7リットル、B200が2.0リットルを搭載。新型では、エンジン排気量のダウンサイジングが図られた。

7速デュアルクラッチトランスミッション、「7G-DCT」も新開発。メルセデスベンツによると、この7G-DCTは、非常にコンパクトな設計で、優れたパワー伝達効率を備えているという。

新型Bクラスは、9月にドイツで開幕するフランクフルトモーターショー11でワールドプレミア。欧州では11月に販売がスタートする。ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車部門、トーマス・ウェバー取締役は「新型Bクラスは、かつてこのクラスになかった環境性能、ドライビングプレジャー、広さ、安全性能を備えたモデル」と自信を見せている。

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