本田技術研究所の山本芳春社長《撮影 土屋篤司》

本田技術研究所(ホンダの研究開発部門)の山本芳春社長は24日、都内で一部メディアと情報交換を行なった。その席上、製品の市場投入に関して山本社長は「市場調査などを行い、最大公約数を求めるということが良いということではない」との考えを示した。

あらゆる工業製品・サービスが、企業主導の「プロダクトアウト」から、顧客主導の「マーケットイン」にシフトしつつある。

こうした背景のもと、ホンダにおいてもマーケットインの概念を反映した製品が増えるのか、という問いに対して山本社長は「マーケットインの重要性は常に言われ続けていること。企業の独りよがりは顧客にはうけない」と述べた。そのうえで「心底考え抜いたプロダクトアウトは、マーケットインになる」と“ホンダイズム”を表現した。

また、ホンダの伊東孝紳社長が折に触れて強調する「効率化」について、山本社長は「製品をタイムリーに出していかないといけない。スピードアップのために効率といっている」。今後の方針としては「意思決定、開発など、スピードがホンダの特徴だった。これをいま、もう一歩進めないといけない」との意向を示した。

本田技術研究所の山本芳春社長《撮影 土屋篤司》