帝人グループで炭素繊維・複合材料事業を展開する東邦テナックスとドイツ子会社のトーホウ・テナックス・ヨーロッパ(TTE)は、新規熱可塑性プリプレグの量産技術を確立。9月からサンプル供給を開始すると発表した。

耐衝撃性能などに優れる熱可塑性樹脂を使用した複合材料は、航空機用途や一般産業用途でニーズが拡大していることから需要拡大を見込んでいる。

帝人グループは、「自動車」や「航空機」などのモビリティを注力市場の1つと位置づけ、2008年7月には帝人が複合材料開発センターを新設。今年3月には熱可塑性樹脂によるCFRPを1分以内で成形する量産技術を世界で初めて確立した。東邦テナックスでは、複合材料開発センターと連携して、炭素繊維複合材料(CFRP)の開発を推進している。

東邦テナックスは、CFRP普及のための技術開発を推進し、航空機や自動車、一般産業用途でも強度と軽量化を求められる分野でニーズに応じた技術開発を図り、日・欧・米3極で川中・川下への展開を強化する方針だ。