リチウムイオンキャパシタは次世代EVの動力源となるか?

ご存知のようにEVの動力源はバッテリーである。別物のように思われているが燃料電池車もEVの一種と言えるから、燃料電池もEVの動力源だ。

もう一つ、電気を蓄えておける装置として注目されている存在がキャパシタだ。以前はコンデンサと呼んでいた電子部品だが、ノイズ除去よりも電子を溜め込む能力が重視されたものをキャパシタと呼んでいる(熱交換機の放熱器と区別する意味でも電子部品はキャパシタと呼ばれる)のだ。

バッテリーとは異なり、電子をそのまま溜め込むために充放電のスピードが速いのが特徴。さらにリチウムイオンバッテリーの技術を応用した最新のリチウムイオンキャパシタは、大きな電力を瞬時に出し入れできるため、今後の電気エネルギー利用の可能性を広げるものとして、大いに期待されているのだ。

そんなリチウムイオンキャパシタが、いよいよEVに搭載されたのだ。スマートグリッド展のFDKブースには、大容量のリチウムイオンキャパシタが展示されており、前には浜松の原付ミニカーメーカーTakayanagiのEV、ミルイラのカットモデルが。バッテリーかと思いきや、搭載されていたのはリチウムイオンキャパシタだったのだ。

同社はリチウムを使った一次電池/二次電池をはじめとした電子部品を製造するメーカー。
バックアップ電源用としてはすでに大容量リチウムイオンキャパシタは導入実績があるそうだ。

肝心のキャパシタ搭載ミルイラは、6個の大容量キャパシタを搭載し、90V・300Fの容量をわずか1分でフル充電し、約14分間走行できたそうだ。走行距離は3.5kmながら最高速度は80km/h、40-80km/hの中間加速は5秒と、かなりの俊足ぶりを示したと言う。

EVのメインの動力源としてはコストや航続距離の問題で難しいが、回生エネルギーを溜めて加速時に補助的に使うにはかなり魅力的なデバイスとなりそうだ。

(スマートグリッド展2011&次世代自動車産業展2011、6月15〜17日、東京ビッグサイト、主催:日刊興業新聞社)

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