経済産業省の主要幹部を刷新する辞令が12日発令される。本省の事務次官、官房長、局長と、原子力安全・保安院長が交代する。資源エネルギー庁長官の交代は9月1日。

一連の人事は、海江田万里経産相が4日午前に、緊急会見を開いて3更迭を発表した流れにある。事務次官、保安院長、資源エネルギー庁長官は、東京電力福島第一原発事故の対応や、原発立地地域の世論形成のあり方の責任を問われた。

海江田氏は会見で「人事の刷新、人心一新」を掲げて、エネルギー政策の転換を図る。

12日午後には、新旧の事務次官会見が予定されているが、原子力安全・保安院長は会見を行わない。

保安院はその理由を「局長、院長クラスは会見を行わないという、これまでの辞令に則った」と、話した。

現任者の松永和夫事務次官、寺坂信昭原子力安全・保安院長は辞職する。

主要幹部の人事異動は以下の通り。括弧内は年齢・前職。

●経済産業事務次官=安達健裕(52・経済産業政策局長) 
●大臣官房長=立岡恒良(55・内閣官房内閣審議官)
●経済産業政策局長=石黒憲彦(55・商務情報政策局長)
●製造産業局長=上田隆之(55・大臣官房長)
●商務情報政策局長=永塚誠一(55・近畿経済産業局長)
●商務流通審議官=富永厚志(56・中小企業庁次長)
●原子力安全・保安院長=深野弘行(54・商務流通審議官)
●中小企業庁長官=鈴木正徳(54・製造産業局長)

※9月1日発令予定
●資源エネルギー庁長官=高原一郎(54・中小企業庁長官)