ホンダ・池史彦取締役専務執行役員《撮影 小松哲也》

ホンダの池史彦取締役専務執行役員は1日、2011年度の四輪事業の黒字化は難しいとの見通しを示した。池専務は同日開いた決算会見後、一部報道陣に対し語った。

ホンダが同日発表した2011年度第1四半期(4〜6月期)連結決算は、本業のもうけを示す営業利益で226億円の黒字を確保したものの、四輪事業は東日本大震災の影響による部品供給制約で売り上げが減少し762億円の営業赤字となった。

一方、部品供給制約が当初見込みより改善されたことを受けて今回、通期の四輪売上台数計画を13万5000台上積みし、営業利益予想も従来の2000億円から2700億円に上方修正した。しかし池専務は四輪事業の黒字化について「年間を通じても厳しいかもしれない」と述べた。

その理由として池専務は「去年に比べて700億円くらい研究開発費を増やすつもりだが、実績ベースでいくと栃木(研究所)が被災したことで研究開発費の発生が遅れている」ことや、主力の米国市場が「マクロ経済的にあまり強くなく、各社インセンティブを一斉に打ってくることで競争激化が予想される」ことなどをあげた。

ホンダ決算会見《撮影 小松哲也》