中国建機部品生産拠点位置図

トピー工業は、中国に建設機械用足回り部品を製造する工場を新設すると発表した。

同社グループは、油圧ショベル用履帯と履板で、世界トップレベルのシェアを持つ。素材から製品までの一貫生産しており、これまで市場の成長に合わせて素材部門(鉄鋼事業)の履板圧延能力や加工部門(自動車・産業機械部品事業)の熱処理加工、履帯組立能力を増強してきた。

中国での建設機械用足回り部品は、2002年に青島トピー機械を青島経済技術開発区に設立し、履帯事業を展開してきたが、中国市場の急激な成長に対応した現地調達率の向上が課題となっていた。

今回、中国での現地調達率の向上と履帯需要の拡大に対応するため、新たに青島ハイテク産業開発区に新会社「東碧履帯(中国)」を8月に設立し、新工場を建設する。新工場の稼働で同社グループの中国での主要構成部品の現地調達率を現在の30%から70%に引き上げ、競争力を強化するとともに、履帯組立能力を40%増強し、年間5万台の供給体制を構築する。

新会社の資本金は60億円で、トピー工業が100%出資する。新工場は2012年10月から操業する予定。

同社グループは、グローバルでの「履帯10万台供給体制」を構築し、建設機械用足回り部品事業の拡大を目指す。