7月16日、本牧埠頭を視察したゴーンCEO

日産自動車は27日、2012年3月期の第1四半期(4〜6月期)連結決算を発表した。震災の影響は日本での販売減など限定的であり、営業利益は前年同期比10.4%減となったものの1504億円を確保した。

世界販売は中国が23%増の29万8000台となるなど各地域で好調を持続し、11%増の105万6000台と、同四半期では最高となった。売上高は1.6%増の2兆820億円、純利益は20.3%減の850億円だった。

売上高営業利益率は7.2%と、トヨタ自動車やホンダなど自動車各社の大半が同四半期で赤字に陥る見通しのなか、高い収益率を確保した。震災の影響が軽微だった背景について、田川丈二執行役員は「10年度からの販売の勢いがあり、昨年度末からサプライヤーさんも含め増産の体制を敷いていたことが大きい」と説明した。

同四半期の業績について田川氏は「立ち直りへの確かな足取りとなった。また、08年の世界的な金融危機以降、2年以上続いたリカバリー体制から成長へ向けた舵を切ることができた」と評価した。

7月16日、本牧埠頭を視察したゴーンCEO 7月16日、本牧埠頭を視察したゴーンCEO