豊田式汽力織機が機械遺産に選定

豊田自動織機は、同社が所有する「豊田式汽力織機」が、日本機械学会が認定する『機械遺産』第47号として選定されたと発表した。

「豊田式汽力織機」は、トヨタ自動車の源流企業である豊田自動織機の創業者である豊田佐吉が1897年に発明したもので、人力織機の動力化を実現した日本で最初の動力織機。

当時は、木材だった織機の主要部品の材料に鋳鉄を採用。安価で堅牢な木鉄混製にするとともに、よこ糸切断自働停止装置、たて糸送出装置、巻取装置など、数々の自働化装置を装着することで、作業者1人当たりの生産性を約20倍向上させるとともに、織物品質も大きく向上させた。

この成果により、工場制手工業の域にあった日本の織布業を機械工業化し、織布業を国の重要産業に引き上げることに貢献した。

機械遺産に認定された織機は1899年に製作され、1966年まで使用されていたものを当時の形に復元整備したもので、現存する国産動力織機の中で最も古い機台。

同社では「無停止杼換式豊田自動織機(G型自動織機)」が2007年度に「機械遺産第16号」として認定されている。