フィアットパワートレイン社ヴィットリオ・ドリア氏《撮影 小松哲也》

フィアットパワートレイン社のガソリンエンジン担当チーフコーディネーター、ヴィットリオ・ドリア氏は25日、都内で会見し、「天然ガスは現実的にみて原油に代わる唯一の代替燃料源である」との考えを明らかにした。

その理由としてドリア氏は、天然ガス以外の方式の問題点を指摘。まず水素は大量生産や供給方法、車載時の貯蔵方法に大きな課題があるとし、また電気自動車は一般走行には現実的ではないこと、さらにハイブリッドシステムはCO2排出量低減率に対するコストが高いことを上げた。

ドリア氏は代替燃料としての天然ガスについて「それまでのニッチ的な市場から世界的に大量生産されつつある」とした上で、「フィアットグループは天然ガス車の市場で乗用、商用においてヨーロッパですでにリーダー的な存在で、1997年から2010年位かけて50万台以上のCNG車を販売しており、シェアは80%以上を占めている」と述べた。

さらにドリア氏は、2気筒で小排気量、吸気量の最適制御といった最新のガソリンエンジン技術をベースにして天然ガスを燃料として使えば「ガソリンエンジンと同等以上のパフォーマンスとともに、CO2排出量を最大50%低減できる」と説明した。

フィアットパワートレイン社ヴィットリオ・ドリア氏《撮影 小松哲也》 1.4リットルCNG/ガソリン・バイフューエル「FIRE」エンジン《撮影 小松哲也》