日産がタイで生産する マーチ(写真:バンコクモーターショー11)

日産自動車の子会社で、アセアン地域の戦略的統括会社として新設したアジア・パシフィック日産自動車会社(NMAP)は7月25日、同地域での成長に向けた6か年新中期経営計画を発表した。

計画は、2010年度に15万台だった販売台数を2016年度までにその3倍以上となる50万台に引き上げ、市場占有率も2010年度の6%から15%に引き上げる目標を掲げた。

これらの目標達成へ向けた成長戦略として、期間中には10車種以上の新車を投入するとともに、競争力確保のため、政府機関とも緊密に連携していく。

計画の対象となる地域は、主にタイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンおよびベトナムの5ヵ国。

日産の新中期経営計画「日産パワー88」では、2016年度末までにグローバル市場占有率を8%に伸ばすと同時に、売上高営業利益率を同経営計画期間中のなるべく早い時期に8%に引き上げ、その後これを維持していくことを目標としている。今回のアセアン地域の新中期経営計画は、日産パワー88の目標達成を支えるために策定したもの。

タイ日産社長でもある長谷川亨NMAP社長は「新興市場の自動車需要は急速に伸びており、近い将来グローバル販売台数の半分以上を占めるようになる見込み。中でも、タイ、インドネシアを含むアセアン地域は、日産グループの戦略的成長に大きく貢献すると考えている。今回発表した新中期経営計画は、日産のアセアン地域に対する強い決意を示したもので、目標を達成するための明確なロードマップとなる」とコメントしている。

タイ生産のマーチは、震災の影響を受けなかった。