丸紅は7月22日、「スマートコミュニティチーム」を発足したと発表した。

世界的に高まっているスマートグリッドの需要に柔軟に対応しながら、丸紅が伝統的に強い発電、再生可能エネルギー、インフラ、都市計画、交通、情報産業分野も取り入れ、スマートコミュニティービジネスを含めたビジネスモデルを構築する。

福島第一原発事故などによる電力不足の影響や、地球温暖化防止のため、二酸化炭素排出削減効果が期待される再生可能エネルギー発電が急速に増加している。

ただ、有力な再生可能エネルギー発電である風力発電は、風況によって発電出力が変動するため、連携する電力系統に与える影響が大きく、一部の国では老朽化した系統の改善が急務となっている。

また、今後、一般家庭にも普及することが予想される家庭用太陽光発電や電気自動車の充電による影響を受ける電力系統の制御も必要で、発電分野、電力系統の上流・下流の総合的制御、管理手法の構築が迫られている。

最終的には、一般家庭、ビル、工場、地域のエネルギーデマンドコントロールと電気自動車を中心とした次世代交通システムとの融合が予想され、各国独自のスマートグリッド導入機運が急速に高まっている。

丸紅ではこれらの環境変化に機動的に適応するとともに、電力分野では商社有数の実績や、ノウハウを活かして海外政府や海外電力会社などの市場からのニーズに応えるため、スマートグリッド分野に参入する。

電力・インフラ部門にスマートグリッドの専門チームを設置する。世界のスマートグリッド市場規模は2020年には約35兆円に達すると見込まれる中、スマートグリッド市場を開拓していく。