欧州向けクリオ(日本名:ルーテシア)に設定されたゴルディーニ

ルノーは19日、欧州向けの『クリオ』(日本名:『ルーテシア』)に「ゴルディーニ」を設定すると発表した。『クリオ・ゴルディーニ・ルノースポール(RS)』(日本名:『ルーテシア ゴルディーニRS』)に続いて、ゴルディーニがルーテシアの標準モデルに拡大設定される。

ゴルディーニは、イタリア出身のアメディ・ゴルディーニ氏(1899〜79)が設立したレーシングエンジニアリング会社。1950〜52年の3年間、シムカと組んで「シムカ・ゴルディーニ」チームを結成し、F1グランプリに参戦した経験を持つ。

その後、ルノー車のチューニングを手がけるようになるが、ゴルディーニの名前を有名にしたのが、1964年に登場した『R8ゴルディーニ』だ。ルノーの小型セダン『R8』をベースに開発。1108cc直列4気筒エンジンは専用ヘッドとツインキャブを採用し、最大出力は約2倍の95psまでチューニングした。R8ゴルディーニは、この年のコルシカラリーにおいて、2位を除くトップ5でゴールするなどの快挙を成し遂げている。

R8ゴルディーニは、フレンチブルーのボディに2本のホワイトストライプを採用。1966年にはエンジン排気量を1255ccに拡大した。アラン・ドロンら人気俳優が主演する映画に起用された効果もあって、販売面でも成功。1969年、ゴルディーニはルノーに買収されるが、約20年間で20万台以上のルノーの高性能車を販売した。

ルノーの傘下入り後、ゴルディーニの名前を冠したモデルは長きに渡って用意されなかったが、ルノーは2009年11月、ゴルディーニの復活を宣言。『トゥインゴ・ゴルディーニRS』、クリオ・ゴルディーニRS、『ウィンド・ゴルディーニ』の3車種が発売されている。

今回ルノーは、欧州向けのルーテシアの標準モデルにも、ゴルディーニを拡大展開。専用ストライプ、16インチアルミホイール、専用レザー製ステアリングホイール&シフトレバー、スポーツペダルなどで、スポーティな装いに変身した。

エンジンは1.6リットル直列4気筒ガソリン(最大出力128ps)と、1.5リットル直列4気筒ターボディーゼル(最大出力105ps)の2種類。ルノーによると、フランス、英国、ドイツ、イタリア、スペインなど欧州13か国へ投入されるという。

日本でもルテーシア ゴルディーニRSは2010年10月に発売。限定車30台は即日完売するほどの人気モデルとなった。しかし、ベースとなるルーテシアRSが、同年9月に施行された歩行者保護基準をクリアできないことから、今後も日本への追加導入予定はない。

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