15日午前0時ごろ、神奈川県川崎市川崎区内の国道15号で、自転車で道路を横断していた55歳の女性が乗用車にひき逃げされ、重体となる事故が起きた。警察は事故直後に「盗まれたクルマが見つかった」と申告してきた22歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

神奈川県警・川崎署によると、現場は川崎市川崎区宮本町付近で片側3車線の直線区間。信号機や横断歩道は設置されていない。55歳の女性は自転車で横断を開始した直後、高速度で進行してきた乗用車にはねられたものとみられる。

女性は近くの病院へ収容されたが、胸部骨折や内臓破裂などで重体。警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約10分後に「クルマが盗まれたが、自分で見つけた」という内容の通報が寄せられた。

ひき逃げ事件の現場に近いことから、同署員が確認したところ、フロントガラスに衝突痕を発見。通報してきた横浜市内に在住する22歳の男を追及したところ、「自分が事故を起こした。クルマを盗まれたことにすれば他人のせいにできると思った」などと供述したことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ、無免許運転)容疑で逮捕している。

男は以前にも当て逃げ事故を起こし、約1年前に免許取消処分を受けていた。事故当時は90km/h近い速度で走行していたことも大筋で認めており、警察では日常的に無免許運転を繰り返していた可能性が高いとみている。