兵庫県警は8日、雇用するトラック運転者に対して速度違反を暗に指示したり、容認していた可能性が高いとして、兵庫県と大阪府、鳥取県にある運送会社4社について、道路交通法違反(速度違反下命・同容認)容疑で捜索を実施した。

兵庫県警・交通捜査課によると、道交法違反容疑で捜索対象となったのは、兵庫県神戸市長田区、大阪府東大阪市と枚方市、鳥取県米子市にある運送会社4社。この4社の運行管理者は速度超過違反を行わないと到達できないスケジュールを指示したり、運転者の速度超過を容認していた疑いがもたれている。

4社に勤務するトラック運転者は2010年8月から2011年5月までの間、神戸市内の阪神高速道路などで速度超過違反を行ったとして相次いで摘発。調べに対して「会社から無茶なスケジュールを指示され、これを厳守するためにやった」、「高速代は支払わない、一般道を使って行けと指示されたが、高速を使っても間に合わないものだった」などと供述。会社の指示が明らかになった。

警察では運行管理者による過度な指示が速度超過違反を助長した可能性が高いとみて、運行記録などを押収。これを分析して実態の解明を急ぐ方針だ。