ボッシュ東松山工場(埼玉県)。ディーゼルエンジン用燃料噴射装置などを生産する

ボッシュは、2010年の売上高が前年同期比37%増の3270億円となったと発表した。

特に自動車機器関連の売上高が前年比39%増と高い伸び率となった。

同社の織田秀明社長は「アジアや南米などの地域を中心とした経済の予測以上の大幅な回復で全世界的に自動車の生産と販売台数が前年に比べて増加したことや、日本では2010年上半期に実施された政府のエコカー減税・補助金効果で国内新車販売台数が前年比7割強増加したことなどが大きな要因」としている。

消費財・建築関連の売上げも好調で、同4.6%増、産業機器関連も同22%増と、全事業分野で増収となった。

2011年については東日本大震災によりグループ企業の8工場が震災の被害を受けた。ただ、従業員に被害は無く、各工場の被害の程度も軽微で、グループ全体の協力により短期間で各工場はほぼ通常通りに稼動を再開した。被災後2週間におよぶ計画停電への対応や、被災したサプライヤーからの部品供給問題など、震災による操業への影響は受けた。

震災による日本経済への影響は大きく、2011年度の日本のボッシュ・グループの売上げ見通しについても、現在見直しが必要になっているとしている。

一方、ボッシュグループの2010年の売上高は同24%増の約473億ユーロ(約5兆4933億円)と過去最高となった。