帝国データバンクが発表した6月の全国企業倒産集計によると、倒産件数は前年同月比5.5%減の1025件で2か月ぶりにマイナスとなった。負債総額は同32.0%減の1928億6000万円で、今年最少となった。2000億円を割り込んだのは10か月ぶり。

業種別では、7業種のうち、6業種で前年同月を下回り、特にサービス業、不動産業の減少が目立った。増加したのは卸売業で同9.6%増となった。

主因別の内訳を見ると、、「不況型倒産」の合計は865件。構成比は84.4%と前年同月を0.6ポイント上回り、2009年6月以降、25か月連続で80%台の高水準が続いている。製造業、サービス業では「不況型倒産」の構成比の増加が目立つ。

負債額別では、負債5000万円未満の倒産は544件。構成比は53.1%と、前年同月を4.9ポイント上回った。負債100億円以上の大型倒産は1件にとどまった。

地域別に見ると、9地域中5地域で前年同月を下回った。特に東北、関東、四国で前年同月比2ケタの大幅減少となった。一方で、北海道、中部など4地域は増加した。

被災地の東北は各種の金融支援や特例措置などの効果もあって前月より13件減って41件と減少した。