【スバルMotion-V】富士重工吉永社長「中国以外の新興国は付加価値のある車を」

富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は6日、新中期経営計画「Motion-V」の説明会で、中国以外の新興国市場について「安い車で攻めていくことはしない」と述べた。

なにしろ、インド、ブラジルなどの新興国市場は現在、世界の自動車メーカーがこぞって参入し、競争が激化している。特にエントリーカーである安い車はそれが顕著。そこに、富士重工のような体力のない会社が参入しても、太刀打ちできないことは目に見えている。

おまけに、安い車を開発するための資金的な余裕もない。富士重工では、まず世界一の市場である中国に資金を投入することにしている。そうかといって、指をくわえてみているわけにはいかない。

「どこの国にも車好きのお客様が必ずいる。そこにスバルらしい車を投入し、伸ばしていく。うちは付加価値的なことを大事にしてやっていきたい」と吉永社長は話し、走りを重視した付加価値のある車で勝負していく方向だ。

先進国には“スバリスト”と呼ばれる、富士重工の車に対する根強いファンが少なくない。そうしたファンをインドやブラジルなどの新興国でも増やそうというわけだ。

スバルXVコンセプト(上海モーターショー11)