富士重工業・吉永泰之社長≪撮影 小松哲也≫

富士重工業の吉永泰之社長は6日、今年度から始まる新中期経営計画について「中国での伸びが実現できるかにかかっている」との考えを示した。

新中期経営計画で富士重は、世界販売台数を2010年度の67万台から2015年度には90万台にまで引き上げる目標を掲げている。吉永社長は「その伸ばすうちの12万台が中国。そもそも中国でそれだけの伸びが実現できるかということにかかってくる。この計画の成否は、そう思っている」と述べた。

一方、同業他社は中国に加えて他の新興国市場を成長のけん引役として積極的な投資を計画しているが、吉永社長は「とにかく最優先は中国。体力がある会社ではないので、全世界を片っ端からというのはできない。そういった意味で次はアセアン。インド、ブラジルなどはその後で、今の計画では大きくはみていない」と述べた。

またアセアンでの戦略についても「中国の投資を厚くして、アセアンはなるべく負担にならないようなやり方でやる」との方針も明らかにした。吉永社長は同日都内で開いた中期経営計画説明会後に、一部報道陣に対し語った。

富士重新中期経営計画説明会≪撮影 小松哲也≫