平野達男復興担当相の就任会見《撮影 中島みなみ》

5日夜、新しく復興対策担当相兼防災担当相となった平野達男氏の就任会見が行われた。

「私自身が岩手県の出身ということもあるが、被災地の復旧復興には特別な思いをもって臨んできた」

平野氏は、2001年の参院選で岩手選挙区から初当選し、現在2期目。昨年9月の菅改造内閣で内閣府副大臣に就任し、大震災後は緊急災害対策本部の復旧チーム事務局長として、何度も被災地に入った。

「大震災の翌日に岩手県に入り、初日は上空から視察し、2日目に釜石に入った。あの時の現地の状況は言葉にできないというか、体が震えるような感じだったことが、今でも鮮明に残っている」(平野氏)

平野氏は、避難者に対して、国として必要な支援を引き続き行っていくほか、本格的な復旧復興に向けて、「東日本大震災復興構想会議の提言をすべて実現する」意気込みであることを強調した。

また、被災地である東北地方は、人口減少、高齢化が最も典型的に起きている地域であるとして、この対策を復興対策と合わせて考えたいと、平野色を明らかにした。

前大臣の松本氏が就任9日目で辞任したことが復興に影響することはないかという問いかけには、「一日も早く復興が始まったという環境づくりをするのが仕事。そのために努力する。今回のことがそれにつながるという懸念が生じないようにしたい」と、答えた。

この間、会見場は節電中で時間外ということもあり、エアコンはほとんど送風状態。照明に照らされ、報道陣ですし詰め状態の室内は、動かなくても汗が噴き出る高温多湿。

平野新大臣は、ネクタイに上着姿。「暑くて、質問が聞き取れない」と、こぼしながらの会見となった。

平野達男復興担当相の就任会見《撮影 中島みなみ》