津波の被害にあった宮城県仙台市宮城野区(4月)《撮影 石田真一》

東京海上日動火災保険は、地震や噴火、津波が原因で自動車が全損した場合に一時金を支払うという自動車保険の新しい特約を開発したと発表した。来年1月をめどに販売を開始する。

従来の自動車保険では、「地震・噴火・津波」による被害は同時に多数発生し、極めて巨額の規模になることから、補償の対象外になっていた。しかし、東京海上日動では東日本大震災の経験を踏まえ、今後の地震などで自動車保険の契約者が被災した際、生活に欠かせない移動手段を確保することを目的とした特約を新たに開発したもの。

新特約は「地震・噴火・津波危険 車両全損時一時金特約」と名付け、契約した自動車が地震などで全損した場合に限定して、契約の自動車の価格にかかわらず一律50万円を支払うという。ただし、車両保険の保険金額が50万円を下回る車両の場合には、その金額を支払うとしている。

特約保険料は、地域・契約条件にかかわらず一律5000円。ただし、車両保険の保険金額が50万円未満の場合は、特約保険料もそれに応じて減額となる。