堤工場、プリウス生産ライン(資料画像)

トヨタ自動車は、北米の学校・病院・非営利団体の活動強化や業務領域拡大を支援するため、米国NPO法人のトヨタプロダクションシステム・サポートセンター(TSSC)を通じて、トヨタ生産方式の専門知識を無償で提供するプログラムを拡充すると発表した。

TSSCは今後1年間、全米で最大20の地域団体と協力して活動する。最初のプロジェクトは、2005年に米国南東部を襲ったハリケーン・カトリーナによって壊滅した住居再建を支援する「セントバーナードプロジェクト」で、トヨタ生産方式を応用してプロジェクトの生産性の向上を支援する。

TSSCは既に、トヨタの自動車組み立てラインのコンセプトが非営利の地域団体の活動に有益であることを実証している。例えばニューヨーク、ハーレム地区のフードバンクで、サービスプロセスの改善により、受給者が屋外で配給を受けるまでの待ち時間を1時間以上から18分に短縮できた。

また、ピッツバーグのアレゲニー総合病院では、トヨタの「ジャストインタイム」を取り入れたことで、医療用品配送での無駄を飛躍的に省き、年間約39万1000ドルを削減できる見込み。

トヨタは今後も、米国で顧客満足度の高い車を提供していくとともに、「良き企業市民」として、米国社会の発展に貢献する活動を推進していくとしている。