セレナ(向かって左)とエクストレイル(手前。日産株主総会)

日産自動車の片桐隆夫副社長は29日の定時株主総会で、「商品を造る力、あるいは売る力が競合他社に対して著しく劣っているということはない」との考えを明らかにした。他社に比べてヒット車が少ないのはなぜかとの株主の質問に対し答えたもの。

片桐副社長は「2010年度は登録車のトップ10のランキングに『セレナ』1車種しか入らなかった。我々としてもこの結果を真摯に受け止めている」と反省。

その一方で、「トップ20でみると、日産は4車種ランクしている。競合他社のホンダは3車種で、ホンダを上回っている。また10年度下期のトップ20に日産は5車種入っている。一方、ホンダは3車種ということで、この下期もホンダに登録車で勝ち、軽を含めた台数も上回ることができた」と指摘。

さらに「各セグメントをみてもセレナは07年から09年までミニバンナンバーワン。SUVでは『ジューク』が1番、『エクストレイル』が2番と、健闘している例もあり、商品を造る力、あるいは売る力が競合他社に対して著しく劣っているということはないと考えている」と述べた。

ただ、片桐副社長は「同じ数の車種を使って、より多くを売るということは我々にとってもっとやらなければいけない、あるいは余地がある」とも語り、「日産パワー88の期間内に13の売れ行きの少ない車をやめて、より台数の期待できる15車種に置き換える。2車種だけ増やした状況で全体の台数を格段に上げていく」と説明した。