スズキ・鈴木修会長≪撮影 小松哲也≫

スズキの鈴木修会長は23日、東日本大震災や福島原子力発電所の事故を受けた危機管理として、浜松市周辺に集中立地している工場の分散化を検討していることを明らかにした上で、これが「念頭になければバカ経営者といわれる」との考えを示した。

鈴木会長は同日都内で開いた業績説明会後、一部報道陣に対し、「東北の地震と津波と原発のことを考えると、これは逃げ出さなきゃいかんなということは考えている」と述べた。

その理由として「地震、津波、液状化現象、原発という4つを工場別にみていくと、地震は全部引っかかる。津波は半分くらい、原発が3つぐらいで、液状化現象だと4つか5つ引っかかる。こういうことなので、なるべく早くやらなくてはいけない。いつ来るかわからないから」と説明した。

さらに「それをほっておけば何を言われるかわからない。(分散化が)念頭になかったらバカ経営者といわれますよ」と、工場の再配置をできるだけ早く進めることの必要性を強調した。

スズキ業績見通し説明会≪撮影 小松哲也≫