フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、車載計器アプリケーションとしてパワー・アーキテクチャー・テクノロジをベースとするコリーヴァ32ビット・マイクロコントローラのポートフォリオを拡充した。

今回発表したコリーヴァ・マイクロコントローラ「MPC5645S」ファミリは「MP5606Sファミリ」をベースに、高品質デジタル・グラフィックス、デュアル・ディスプレイ、ビデオ入力機能(バックアップ・カメラなどのアプリケーション向け)などの最先端の機能を追加した。さまざまな制御系統からのデータを効率的に表示するための十分な処理能力を備えている。

従来の自動車の計器パネルは、単純な構成で、距離、速度、エンジン回転、ガソリン残量の値を指示するアナログ式の計器を装備する。表示方法のニーズは多様化しているが、ドライバーが誤認しないような方法で状態を詳細に通知することは、設置スペースの制限などがあるため困難だ。

計器パネルは、より強力なグラフィックス・プロセッサと、より大容量のRAMによって複雑な表示を制御するデザインが求められており、同時に部品全体のコストも低く抑える必要がある。こうした課題を解決するため、メーカー各社はさまざまな部品を統合することが求められているが、それにはプロジェクトのコスト増や複雑化を伴う。

新製品は、こうした副次的なシステムをシングルチップに統合化することでこれらの課題を解決する。ハイエンドのグラフィックスとアナログ機能がシングルチップ・ソリューションに統合されており、自動車のシステムのフットプリントと消費電力の削減を図れる。

MPC5645Sファミリ製品は現在サンプル出荷中。