測位はGPSと電子コンパスの組み合わせ。都市部での走行も想像以上の安定ぶりを見せた

カーナビ以外で実力の高さを証明したソニー「nav-u」NV-U37だが、本来のカーナビとしての実力はどうだろう。その結果はGPSナビとは思えない実力の高さを発揮した。

正直、ジャイロ&加速度センサーを備えないだけに期待はしていなかった。ところが、電子コンパスの搭載が思いがけない効果をもたらし、都市部での走行でも十分な安定度を見せたのだ。案内ルートを外れて別の道へ進んでも、クルマの動きにリニアに反応し、すぐに新ルートでの案内を開始。さすがに道路の高低差までは認識しなかったが、方角を見失わないことで安定したルート案内を実現していたのだ。

交差点では拡大図を二段切替で表示するほか、都市高速案内やリアル3D交差点ガイド、車線ガイドといった案内も上位機・U77と同等。ただ、画面サイズが4:3の3.5型と小さいため、拡大図を表示した時の地図はかなり小さくなってしまう。それでも、限られた表示面積の中で上手に情報を整理。分岐情報に不足はそれほど感じない。

モニターは輝度ムラもあるし、ドットも粗め。しかし、輝度は十分なレベルにあり、文字や街区表示のメリハリ感もある。ドライバー席に近い場所にセットすれば十分な視認性を確保できるだろう。タッチパネルの操作も軽快で、目的地の検索でやや時間を要するものの、使っていてストレスはそれほどたまらなかった。また、VICSの受信は出来ないが、過去の渋滞統計渋滞情報を収録したことで、渋滞の発生を予測して最適な出発時刻を探すことも出来る。さらにオービス案内も行うのも嬉しいポイントだ。

秀逸なのは付属した車載用クレードル。吸盤は取り付け時の剛性が高く、ダッシュボードへの直付けでも問題なく対応できる。さらに吸盤のサイズが小さいため、取り付け場所に困らないメリットもある。実勢価格は3万円代後半と身近な価格設定も魅力。形は小さくても、その中身はピリッと辛い。

過去の統計渋滞情報を収録。同じ条件下で発生すると予測するデータに基づき、到着時刻を予想できる 3.5型の画面サイズを上手に使って分岐点情報を集約。このリアル3D交差点ガイドは政令指定都市のみの表示 高速道路での分岐案内。高速道路走行時は、事前に指定したスケールに自動的に切り替わる 最寄検索の選択メニュー。よく使うジャンルは「かんたん最寄」として3つまで登録できる 一般道の交差点拡大図は、分岐点に近づくに従い、スケールを二段階にチェンジしてガイド 一般道の交差点で、分岐点に近づいた表示。スケールがさらに拡大されている 付属の車載クレードル。接続ケーブルはクレードル側にあるため、ワンタッチで本体を脱着できる