パテント・リザルトは、リチウムイオンキャパシタについて同社の特許分析ツールを使って参入企業に関する調査結果をまとめた。

太陽光発電や風力発電などが注目されているが、こうした自然エネルギーから安定的に電力を取り出すのは困難で、発電量が多いときに電気を蓄え、減った時に放電するような蓄電装置が必要となる。自然エネルギーの蓄電装置としては、ナトリウム硫黄(NaS)電池やリチウムイオン二次電池などがあるが、これらの電池のメリットを併せ持つリチウムイオンキャパシタが注目されている。

今回の調査では。今年4月末時点でのリチウムイオンキャパシタ関連の特許を集計。個別特許の注目度を得点化するとともに、特許の質と量から総合的に見た評価を行った。

それによると総合ランキング1位は富士重工業だった。カネボウが開発した特許の譲渡を機に自社でも開発を進め、現在ではリチウムイオンキャパシタ関連特許の保有件数が最も多い企業となっている。2006年には日本ミクロコーティング、昭栄エレクトロニクスにライセンス供与している。ただ、2009年5月を最後に2年にわたって特許出願が無くなっている。

2位はパナソニック、3位がLG CHEM、4位がTDKで、これら企業は従来から電気二重層キャパシタを手掛けており、リチウムイオンキャパシターはこれの延長として開発されている。