クレハと伊藤忠商事は6月10日、リチウムイオン電池用負極材の販売、関連製造子会社の統括、リチウムイオン電池用バインダーの販売をてがける合弁会社「クレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン」を設立したと発表した。

リチウムイオン電池は、環境意識の高まりや省資源・省エネルギーへの対応として、ハイブリッドカーや電気自動車向け用途、電力貯蔵用定置型電源用途で急速な需要拡大が見込まれている。

クレハと伊藤忠は新たに合弁会社を設立。クレハの製造力、技術開発力と伊藤忠の持つ経営資源、統合力を最大限に活かし、クレハの素材をリチウムイオン電池のデファクト・スタンダードにすることを目指すとともに、電池材料事業のグローバル展開を加速させる。

合弁会社は「クレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン」(KBMJ)で、資本金は4000万円。クレハが70%、伊藤忠が30%出資する。新会社は2015年までに約100億円を投資して売上げ200億円を目指す。

KBMJは、クレハの新材料研究所、電池材料技術センターと連携しながら、顧客から吸い上げたリチウムイオン電池材料に関する課題やニーズをモノづくりと営業活動に反映させ、品質とコストパフォーマンスの向上に取り組む。

現在、クレハが販売している負極材、リチウムイオン電池用バインダーは、10月1日以降、KBMJが販売する。