ルネサスエレクトロニクスは、那珂工場の200mmライン、300mmライン双方の製品の供給が代替生産を含めて震災前のレベルに10月末までに復旧の見込みとしていたが1か月前倒しして9月末までに復旧する見込みを発表した。

那珂工場では、主に自動車向けのマイコンなどを製造しており、国内の自動車メーカーの操業度が5〜7割程度にとどまっているのは、同工場の復旧がボトルネックの一つとなっている。

自動車メーカー各社はルネサスの那珂工場に大量に人員を派遣して復旧活動の応援に当たっており、こうした取り組みが奏功して、本格回復が計画を前倒しできた模様だ。本格復旧の当初計画1か月前倒しで、自動車メーカーの国内生産の回復ペースも早まる可能性が出てきた。

また、ルネサスは4月23日からの試験生産について品質、信頼性など、被災前と同等レベルの評価結果を得られたことから、200mmラインは、6月1日に予定通り生産を再開した。300mmラインも6月6日に予定通り生産を再開した。