地熱発電所でのデモプラント(操業中)

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は6月9日、伊藤忠商事が資本参加している米国カリフォルニア州のリチウム回収プロジェクトに10億円の融資を実行したと発表した。

伊藤忠は、米国資源開発会社のシンボルマイニングの株式20%弱を取得し、プロジェクトに参画しているが、今回の融資は、その資金の一部に充てられる。

プロジェクトは、カリフォルニア州南部に位置する地熱発電所の使用済み地熱かん水に含まれるリチウムを回収し、リチウム化合物を製造する事業。現在、デモンストレーションパイロットプラントを建設して技術立証試験、事業化調査を実施中で2013年の商業化を目指している。

リチウムは電気自動車やハイブリッド車などに使用されるリチウムイオン電池材料として今後需要の急増が見込まれている。今回がJOGMECの金融支援としては、初のリチウム案件であり、日本でのリチウム資源の安定確保に貢献する。