三菱重工業は、シンガポールのシステム統合サービス会社であるNCSと共同で、都市部の渋滞を緩和する次世代型電子式道路課金システム「ERP(エレクトロニック・ロード・プライシング・システム)」の実証試験を受注した。

シンガポールにとって最適なソリューションを特定するため、シンガポール陸上交通庁が選出した4グループの1つとして指名されたもので、今後18か月の契約期間でシステム開発と評価試験を行う。結果を受けて政府は次世代ERP導入に向けた本格的な検討に入る。

実証試験では、三菱重工の現地法人であるMHIエンジン・システム・アジアとNCSがコンソーシアムとして実施するもの。

シンガポールでは1998年に世界初となる三菱重工製ERPを導入して以来、順調に増やし、現在では約90か所でERPが運用されている。また、これまで累計で約250万台の車載器を納入したほか、2009年末には5年間のERPメンテナンス契約を受注している。

三菱重工は今後も、テレマティックスやスマートコミュニティ分野への応用展開を可能とする先進的な道路課金システムの開発に取り組み、都市に合致した最適なソリューションを提供していく方針。