オーバルで開催されたインディジャパン2010

ツインリンクもてぎを運営するモビリティランドは、本年9月16〜18日に予定されている「インディ・ジャパン300マイル」を、使用コースをオーバルからロードに変更して開催すると発表した。

2011インディカー・シリーズの第16戦としてスケジュールされていたインディ・ジャパンは、会場となるツインリングもてぎが東日本大震災の影響で各所に被害が生じた。中でも開催を予定していたスーパースピードウェイのコース(オーバル)には地盤沈下・隆起など、大きな損傷の発生が報告されていた。

インディカー・シリーズを統括するIRL(インディ・レーシング・リーグ)側は、震災発生直後に、また福島第一原発事故に伴う米国当局の渡航制限発令時にも、本年のレーススケジュールから日本戦を外すことは考えていないと明言。スーパースピードウェイでのレースの中でも、極めて安全性に対する要求事項が多いことから、ツインリングもてぎの被害状況、また修復の目処などを注視しつつ、柔軟な対応を取る準備があることも表明していた。

すでにロードコースは7月の二輪レースを前に所定の修復が行われ、テスト走行も行われている。モビリティランドとIRLも実地検分などを行い、協議を続けていた。オーバルコースについては、唯一のレースであるインディ・ジャパンが本年で最後の開催であること、大改修に要する費用、そして東北、東関東が災害にあった中で、多くの工事関係者や機材などが被災地復興に携わっている状況などが、ロードでの開催の決定に際して考慮されたようだ。

IRLランディ・バーナード会長のコメント:「我々はここ数か月に渡り状況を見守ってきた結果、もてぎでのレースを開催するという判断に至った。そして数々のオプションを検討し、レースをロードコース開催とすることがベストであると考えた。初のロードコース開催を、もてぎに来場する日本のファンの皆様に喜んで頂きたいと思う」

モビリティランド大島裕志社長のコメント;「インディ・ジャパンをロードコースに変更して開催することを決定した。オーバルコース開催も検討したが、大掛かりな土木工事を実施することによる社会的影響、改修後のコースの安全性、またそれに伴う費用など様々な要因があったため、IRLと協議し、総合的に判断した。今年で最後となるオーバルコースでの高速バトルを心待ち頂いたファンの皆様にはお詫びする。ロードコースでの開催によりレース距離なども変更となるが、ファンには新たな魅力として楽しめるよう、万全 の準備を進める」

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