シボレー・クルーズ

民間調査会社のオートデータ社は1日、5月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は106万1719台。前年同月比は3.7%減と、9か月ぶりに前年実績を下回った。

米国ビッグ3では、2か月連続で首位の座を守ったGMが、22万1192台をセールス。しかし、前年同月比は1%減と9か月ぶりに減少した。シボレーブランドの小型セダン、『クルーズ』が過去最高の2万5600台を販売。モデル末期の中型セダン、『マリブ』 も17.9%増の2万5600台を売り上げる。

2位のフォードモーターは、19万1529台を販売。前年同月比は0.3%減と、GM同様に9か月ぶりのマイナスとなった。主力中型セダンの『フュージョン』が、10.2%増の2万4666台。『エスケープ』も20.5%増の2万3140台、『フォーカス』も31.7%増の2万2303台と好調だった。

注目はクライスラーグループ。東日本大震災の影響による減産に苦しむトヨタ、ホンダを抜いて、3位に浮上したのだ。その販売台数は、5月としては過去最高の11万5363台で、前年同月比は10.1%増と14か月連続のプラス。大型ピックアップトラックの『ラム』が16%増の2万0117台。ジープ『グランドチェロキー』も、192%増の9484台と引き続き人気が高い。

日本メーカーのビッグ3では、4位に後退したトヨタが10万8387台を販売。前年同月比は33.4%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』が30.4%減の1万8830台、『カローラ』が31.7%減の1万6985台、『RAV4』が28.7%減の8624台と、減産の影響が表れた。

5位のホンダは、9万0773台を販売。前年同月比は22.5%減と9か月ぶりのマイナスだ。主力の『アコード』(日本名:『インスパイア』)が34.5%減の1万8185台、『シビック』が30.2%減の1万8341台、『CR‐V』が0.9%減の1万6307台と、トヨタと同じく減産の影響を受けた。

6位の日産は7万6148台。前年同月比は9.1%減と、ホンダと同様、9か月ぶりに減少した。主力の『アルティマ』は16.3%増の2万5525台と好調だったが、『セントラ』が14.2%増の7698台、小型SUVの『ローグ』が20.8%減の6962台と落ち込む。

この他の日本メーカーでは、スバルが前年同月比15.3%減の2万0036台、マツダが20.9%減の1万7875台と後退。3月に発生した東日本大震災による減産の影響が、日本メーカーの米国新車販売に如実に表れる結果となった。

フォード・フュージョン ダッジ・ラム トヨタ・カムリ ホンダCR-V 日産アルティマ