5月28日午後1時ごろ、山形県米沢市内の林道を走行していたワゴン車が路外に逸脱。約200m下まで転落する事故が起きた。クルマには定員を超える12人が乗車。車外に投げ出されるなどした5人が重傷。運転者を含む7人も軽傷を負った。

山形県警・米沢署によると、現場は米沢市李山付近で幅員約3mのカーブが連続する区間。林道の入口は施錠されているが、クルマを運転していた酒田市内にある高校の教諭はゲートごと持ち上げ、開錠しないまま強引に乗り入れていた疑いがある。

クルマは44歳の男性教諭が運転。定員は8人だったが、事故当時は高校2年生と3年生の山岳部10人と58歳の男性教諭など、合計12人が乗車。クルマは磨耗したスタッドレスタイヤを装着していたこともあり、急な下り坂を進行中にブレーキが効かないまま路外に逸脱。回転しながら転落し、最終的には道路から約200m下で転覆状態で停止した。

後部座席は10人を乗せるためにフラットの状態にしており、拘束具が無いために回転しているクルマから車外に投げ出されるなどして5人が骨折などの重傷。運転者を含む7人も全身打撲の軽傷を負った。負傷者は自力で道路に登ることができないため、県警航空隊や山形県の防災ヘリが出動して救助に当たったという。車外には10人が倒れていたが、このうち3人は自力でクルマから脱出していたとみられる。

警察では運転者の回復を待ち、自動車運転過失傷害容疑で事情を聞く方針だが、定員外乗車を承知で運行していた疑いもあり、事故に至った経緯を含めて調べを進めている。