中国電力は、現在建設中の島根原子力発電所3号機の建設工程について今年6月に予定していた燃料装荷、2012年3月に予定していた営業運転開始の時期をそれぞれ延期すると発表した。

福島第一原子力発電所の事故を受けて、地域住民から理解を得るのが困難と判断した。東日本大震災後、定期点検中の原発も含めて、稼働開始した原発は1基もない。

中国電力では、計画変更後の燃料装荷と営業運転開始時期については未定としている。

島根原発3号機の燃料装荷では福島第一原発の事故を踏まえた安全対策を講じるための対応を進めているとしている。

また、昨年11月に一部の制御棒駆動機構の動作不良を確認、工場で分解点検を行う予定だったが、今回の震災の影響による工程の遅れもあり、現在も点検を継続している。こうしたことから島根原発3号機周辺住民から不安な声が拡がっており、理解を得るのは困難と判断した。燃料装荷、営業運転開始時期を延期するが、現時点で今後の建設工程を示せる状況にないため、変更後の時期は未定。