マンションの駐車場に設置されるEV充電器。夜間充電にも対応する。

伊藤忠都市開発は、夜間充電モードを搭載したネットワーク型EV(電気自動車)充電システムを宅配ロッカー最大手のフルタイムシステムと共同開発した。まず東京都世田谷区の分譲マンション「クレヴィア駒沢大学」の全駐車場に導入する。

マンションでEVの充電インフラに困っているケースも多い。同システムを活用することでマンションにEV充電設備を設置するとともに、深夜電力の利用を喚起することで電力ピークの平準化を目指す。

今回開発したEV充電システムは、夜間充電モードを搭載しており、利用者はマンション共用キーをかざして個人を認証した後、充電モードを「今すぐ充電」または「夜間充電」から選択する。「今すぐ充電」を選択するとプラグを設置してすぐ充電が開始されるが、「夜間充電」を選択するとプラグを設置しても充電は開始されず、電気料金が安くなる深夜22時以降に充電が自動的に開始される。

充電器の利用には充電時間によって利用料金が発生する。昼間の利用料金に対して深夜の利用料金を安く設定することで、深夜電力の利用を喚起する。

クレヴィア駒沢大学は全28住戸に対し駐車場は10台分で、うち非分譲用1台、身障者用1台の駐車場を設置する。全駐車場をEV充電器対応とすることで、駐車場利用者はいつでも自分の利用区画で充電できる。

また、クレヴィア駒沢大学では、フルタイムシステムが開発した「F-ics+Pシステム」も導入する。宅配ロッカーを通じて、IC乗車券やおサイフケータイをマンションの共用部セキュリティキーとして登録することで、メインエントランスなどのセキュリティをスムーズに解除できるように配慮した。竣工は2012年2月下旬の予定。

クレヴィア駒沢大学