ホンダの家庭用ガスエンジン・コージェネレーションシステム(カットモデル)《撮影 北島友和》

ホンダは今月からガス事業者向けに発売したガスエンジン式の新型コージェネレーション(熱電併給)ユニットに、燃費性能の高いアトキンソンサイクルの単気筒エンジンを新開発して搭載した。

新型エンジンにより発電効率は、従来型より約4ポイント高い26.3%に高めた。熱回収を含む一次エネルギーの利用率も85.5%から92.0%へと大幅に高めている。

アトキンソンサイクルは吸気行程より排気行程のストロークが長いもので、熱効率(燃費性能)の高いエンジンができる。車両用ではハイブリッド車などのエンジンに採用されている。ただ、車両用の多気筒エンジンでは吸排気バルブの制御で、ストローク長を可変させている。

ホンダの新エンジンは、コンロッド部に独自開発のリンク機構を採用した純機構式であり、「世界で現存する機構式アトキンソンサイクルエンジンとしては恐らく唯一」(本田技術研究所汎用R&Dセンターの今井周平主任研究員)という。

排気行程容積は、吸気行程の約1.5倍に及んでおり、「爆発後の仕事を長くさせる」(同)ことで、熱効率の改善につなげている。

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