車載用アンテナ大手のヨコオは、欧州や豪州、アジアで急速に普及しているデジタルラジオ放送(DAB)向けに『車載用DABフィルムアンテナ』を開発した。

世界各国でデジタル化が進む中、欧州、豪州、アジアなどではDAB方式が採用されている。特にイギリス、フランスで2012年以降、新車へのDAB搭載が法制化されることから、車載通信機器市場でDABへの本格的な移行が確実視されている。当面は年率約50%レベルで成長する見通し。

同社では、DAB放送の4つの周波数規格のうち、主要な採用国が普及を推進している2規格に対応したコンビネーションタイプを開発した。アフターマーケット向け製品としての商品性を重視、フロントガラス貼り付けタイプの開発を推進し、小型化を実現した。

従来アンテナエレメントの長さが500mm程度必要だったものを165mmに短縮した。従来品と同等レベルの高い受信効率となっている。

また、フィルムの小型化により取付後も良好な視認性を確保できる。フロントガラス貼り付けタイプで取り付けも容易となる。

同社では車載用DABフィルムアンテナをアナログTVや地上デジタルTVの車載アンテナを量産している中国工場(広東省東莞市)で量産する。市場拡大に備えた量産ラインの増設も推進している。

車載用DABフィルムアンテナは今後、欧州のオーディオメーカーなどへの拡販を目指す。