初めて一般公開されたシムドライブのEV「SIM-LEI」。プレス向けの発表時からさらに改良が加えられた《撮影 宮崎壮人》

震災の影響で正式発表が見送られていたシムドライブの電気自動車(EV)『SIM-LEI』が18日、東京ビッグサイトで開催中の技術展示会N+で初めて一般公開された。3月29日時点でプレス向けに公開されたものから、さらに改良が加えられていた。

ひとつ目は外観。当初はホワイトで統一されたカラーリングだったのに対し、今回公開された車両では、ヘッドライト周り、フロントアンダーカバー、ボンネット上部にブラックのアクセントが加えられた。

もうひとつが、パイオニアが開発したスマートフォンを核としたEVテレマティクスの搭載だ。当初は具体的な内容は明らかにされていなかった。スマートフォンでオーディオ、ナビ、照明のほか様々な機能の操作を可能にするという。電力が航続距離に直結するEVにとって、大幅な節電効果が期待できる。さらにインパネが必要なくなるなど、居住空間の自由度にも貢献する。

目に見える最大の変化は、前2席の頭上に追加された2基のヘッドアップディスプレイだ。それぞれに視認性の高いRGBレーザー光源を採用し、フロントガラス上部に設置された透明なスクリーンに車両情報やナビを表示する。現在は実験段階だが、これもスマートフォンと連携させ、渋滞などの各種情報サービスや、エンターテイメント要素を盛り込んだ展開も視野に入れているという。

パイオニアはさらに「Music EVコンセプト」として、静粛性の高いEVの特徴を活かし、車内を自宅のオーディオルームのように仕立てる試みも発表した。通常はドアの裏に設置されるスピーカーを正面に設置、さらにシートにもスピーカーと体感音響ユニットを内蔵し、迫力の音質と車外への音漏れの低減を実現した。当然アイドリングなど存在しないEV。「自宅に停めながら、クルマでオーディオを楽しむという使い方もできます」と開発者は語る。

SIM-LEI《撮影 宮崎壮人》 RGBレーザーを光源としたヘッドアップディスプレイ《撮影 宮崎壮人》 シート内にスピーカーと体感音響システムを埋め込む《撮影 宮崎壮人》 ブラックのアクセントが加えられた《撮影 宮崎壮人》 4輪にはそれぞれインホイールモーターが内蔵されている《撮影 宮崎壮人》 フロントアンダーカバーもブラックに《撮影 宮崎壮人》 19インチモニターやスマートフォンを活用したインターフェイスなどが特徴のSIM-LEI《撮影 宮崎壮人》 スマートフォンで、オーディオ、ナビ、照明などの操作が可能となる《撮影 宮崎壮人》 面で発光させることが可能な有機EL照明 ヘッドアップディスプレイ。写真ではわかりづらいが、2mくらい先に画像が浮かんでいるイメージだという シムドライブ SIM-LEI シムドライブ SIM-LEI シムドライブ SIM-LEI シムドライブ SIM-LEI シムドライブ SIM-LEI シムドライブ SIM-LEI シムドライブ SIM-LEI シムドライブ SIM-LEI シムドライブ SIM-LEI