福島第一原発で機材搬送作業中に不調を訴え、14日9時33分に死亡が確認された作業員の死因が心筋梗塞であることがわかった。東京電力が15日夕方に公表した。

この作業員は東電協力会社に働く60代の男性。14日朝6時から第一原発集中環境施設内で作業をしていた。同50分頃、汚染水の移送処理を行うための作業で使う配管切断機を2人で運んでいたところ、体調を不良を訴え、同原発内の医務室に運ばれたときには意識がなくなっていた。

その後、8時35分にいわき市の市立総合磐城共立病院へ搬送されたが、9時33分に死亡した。

この男性は13日から福島第一原発で働き始めた。13日は6時から9時までの3時間の就労で、2日目となる14日も同時刻に働き始めた。男性の積算放射線量は2日間で0.68mSv。

東電は14日の会見で作業員の死亡を発表していたが、協力会社から警察の検死結果などの連絡を受けて、改めて死因を発表した。福島原発事故後の死亡は初めて。