[オフィス総合展11]石巻から電磁波の少ないLED蛍光灯売り込み

東京ビッグサイトで12日開幕した「オフィス総合展2011」で、被災地の石巻市(宮城県)から出展した企業がある。それは新沼金物で、「見合わせることも検討したが、こういうときこそ頑張ろうと出展することにしました」と同社関係者は話す。

同社は大正2年創業の建設資材メーカーで、海岸から約1kmのところに本社と倉庫を構える。「津波が押し寄せてきたが、会社の前に堀が2つあったので、被害が少なくて済み、在庫が塩水に浸かった程度だった」という。

そんな新沼金物が今回、売り込みを図っているのがLED蛍光灯だ。「当社の製品の特徴は、発光効率が高く、電磁波が少なく、なおかつ低温回路設計により点灯時の温度が低いことで、電力製品に負荷をかけない。すなわち長寿命などの優位性があるわけです。それぞれの分野で優れている他社製品もありますが、すべてがそろっている製品は少ないと思います」と説明する。

もちろん電気代も安くなる。50%以上通常の蛍光灯より削減できるそうだ。そのため、病院や大学、製造倉庫、自動車部品工場など多くの企業で使われている。なかでもNEXCO東日本には、高速道路の看板などで優先的に使ってもらっているとのこと。

「被害の少なかった当社がなんとか頑張り、地元の1日でも早い復興に協力していきたい」と同社関係者は熱く語る。震災以降、問い合わせも多く、販売数量が伸びているそうだ。

[オフィス総合展11]石巻から電磁波の少ないLED蛍光灯売り込み