日産ゴーン社長「電力不足の時こそ、EVの重要性は増す」

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は12日、2011年3月期連結決算の会見で、電力不足と電気自動車(EV)について「電力不足の時こそ、EVの重要性が増し、クローズアップされてくる」と述べた。

というのは、EVの良さがいつでも充電でき、車に貯めた電力を家庭の電力に回すことができるからだ。つまり、一方通行の使い方ではなく、双方向の使い方ができるので、停電時の対応手段となるわけだ。

しかも、「車のバッテリーへの充電は、電気の安いときにできるので、経済的にも合理性がある」とゴーン社長は強調する。日産の電気自動車『リーフ』は、充電のプログラミング機能を備えているため、例えば午前2時から7時までの寝ている間に自動的に充電することもできる。

そして、その電力は原子力のほか、風力、太陽光、天然ガス、石油、水力などからつくれる。「一つの発電方法に問題が発生しても、他があるので、電気自動車は動く。そういうことで、電気自動車は本当に未来の車なんです」とゴーン社長の言葉にさらに熱が帯びる。

現在、『リーフ』は5000台以上街中を走っており、米国においてはすでに2万人以上の人から予約の申し込みがあるそうだ。日産はルノーと共同で2014年までに計8車種のEVを投入する予定である。

日産ゴーン社長「電力不足の時こそ、EVの重要性は増す」