富士重工森社長「吉永君はうちのエース的な存在として育ってきた」

富士重工業(スバル)の森郁夫社長は10日、社長交代会見で後任に吉永泰之取締役専務執行役員を選んだ理由について次のように述べた。

「吉永君とは若いときからずっと仕事をしてきたが、非常に鋭いところを持っていた。うちのエース的な存在として育ってきた。戦略性、実行力の面で非常に優れている。特に構造改革を進めてきた実行力については、信頼を置いている」

吉永専務は1977年、富士重工に入社。三鷹製作所に配属され、部品の供給などを担当。その後、セールスマンの経験を経てスバル国内営業の企画や販売促進に従事。90年には当時アメリカ人が経営権を握っていた米国販売会社、スバル・オブ・アメリカの買収を手掛ける。91年から96年までは同社が大幅な赤字を計上した中で、日産自動車出身の川合勇社長(当時)の下、経営企画部門の一員として再建に尽力。

その後、99年に国内営業本部営業企画部長、02年にスバル戦略本部スバル企画室長、05年には執行役員戦略本部副本部長としてGM(ゼネラルモーターズ)との提携解消、そしてトヨタ自動車との提携を担当。07年には戦略本部長として中期経営計画を策定したのち、常務執行役員スバル国内営業本部長に就任。販売店の構造改革で大きな成果を上げた。

森社長はそうした数々の実績を評価し、次期社長に選んだわけだ。吉永次期社長は「成長分野の新興国を目指してさまざまな検討を進め、具体的な展開を考えていきたい」と話していた。

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